
前市長のバカラ賭博事件とその後の失踪を受けて、狛江市長に就任。圧倒的に野党が多数の市議会で、市民とともに市政を動かしてきた感動の13年。いまや憲法を市政に生かし、市民との協働による豊かなまちづくりが花咲く狛江。これまでの道のりを、ふんだんなエピソードを織り込み、市民派市長が縦横に語ります。「あるべき地方政治の姿」を追い求めつづける1冊。
目次や構成
〔目次〕
- プロローグ――いつも「初めて」から始まる
- I 狛江を育てた市民の力
- 矢野市政誕生を準備したもの――市制革新前史
- 矢野市政誕生の前夜
- 四期にわたる市長選挙の争点と勝因
- II 市政運営の基準をどこにおいたか
- 憲法を市政に生かして――矢野市政と日本国憲法
- 13年間の政策的な到達点
- 日本共産党員市長と「行革」
- 職員組合との交渉――対立から理解へ
- 協働の力によってまちづくりが前進
- 友好都市との交流
- III 市長として努力してきたこと、学んだこと
- 一致点を探求する
- 日本共産党と私
- 与党としての日本共産党市議団
- 13年間の「天の時、地の利、人の和」
- IV 私を育てた人びとと、その時代
- 13年間の「天の時、地の利、人の和」
- 世田谷区、大田区、そして狛江へ
- 早大入学、就職、そして結婚
- 狛江市議会議員の21年間
- 母、妻、そして徳之島
- 終わりに――「市民輝く狛江へ」
- 付
- 与党としての日本共産党市議団の苦労と役割……日本共産党狛江市議会議員 田辺良彦
- 妻から見た、矢野ゆたか……矢野麗子
著者情報
矢野ゆたか
1946年生まれ。東京都狛江市長。元狛江市議会議員(6期)。早稲田大学法学部卒業。判例時報社・編集次長などを経る。

市民輝く狛江へ
定価1,650円
(本体1,500円)
2009年6月