
国が進めてきた規制緩和や保育事業主体の多元化が保育所運営に及ぼした影響を解明すると同時に、保育者の労働と生活を保障する条件や運営の基盤である財政の問題点と改善の方向性を提示するなど、民主的な保育所運営の方策を考察します。「子どもに最善の利益」の視点から法令を解説し、活用の方向性にも踏み込んだ必携の書!
目次や構成
〔目次〕
- まえがき
- 第1章 構造改革と保育制度「改革」の動向
- 第2章 岐路に立つ保育所制度
- 保育制度改革と保育所運営
- 多様な事業主体の参入と保育所のあり方
- 社会福祉法人改革と保育所運営
- 障害がある子どもの保育と障害者自立支援法
- 第3章 保育所運営と法
- 第4章 保育所運営と財政
- 保育所財政と公的責任
- 私立保育所の財政
- 第5章 労働法から見た保育士の労働条件
- 第6章 保育所保育料
- 第7章 公立保育所の廃止(民営化)をめぐる法律問題
- 第8章 保育所運営と保護者の関係
- 第9章 保育所裁判の到達点と課題
- 保育所入所をめぐる裁判
- 公立保育園廃止(民営化)裁判の現状と課題
- 保育所における事故と裁判
- 終 章 保育所制度を考える視点
- あとがき
読者の感想
- ・保育所の運営がどうなっているか知らないので、興味がありました。
- ・民間保育園が悪いのではなく、多くの自治体が保育所運営に支出するお金をへらすために「民営化」を進めるところに問題がある。
著者情報
杉山隆一
大阪保育研究所

保育の理論と実践講座第4巻 保育所運営と法・制度 その解説と活用
定価1,980円
(本体1,800円)
2009年12月
田村和之
龍谷大学大学院法務研究科教授

保育の理論と実践講座第4巻 保育所運営と法・制度 その解説と活用
定価1,980円
(本体1,800円)
2009年12月