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老いはけっして人生の孤島ではありません

老いてこそ輝け

河合聰=著

定価1,650円(本体1,500円)

出版年月
2010年5月
ISBNコード
978-4-406-05357-0
仕様
0095/ 四六判並製/ 203P
タグ
芸術・生活    生活・健康・女性・青年   
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人はだれしも老い、心身ともに衰え、若い頃のようにはいかないのが現実。でも、齢を重ねるごとにえた豊かな経験と知恵で、「老い」が人生の中でもっとも輝く時期でもあります。ミケランジェロ、ゲーテ、幸田文など、先人たちがのこした老年観に学びながら、自分流の老いを探し求める。案内役は82歳、老いまっさかり。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • I  老いは人生の孤島ではない
  • 老いは忍者である
  • 老いとは何か
  •   年をとるとは新しい仕事につくこと
  •   年をとるとは不思議なこと
  •   老いは人生の円熟した一局面…ほか
  • 老いはなぜ不安なのか
  •   キケロが取り上げた「老いの不安」
  •   庶民の「老いの不安」
  • II  老いの姿は一様ではない
  • 燃え続ける老い
  •   ミケランジェロ
  •   ゲーテ
  •   燃え続ける庶民
  • 穏やかな老い
  •   吉田兼好の無常観
  •   幸田文の世界
  •   浜田晋が描いた人間模様…ほか
  • さまざまな老い
  •   自分を開花させる喜び
  •   老境の恋
  •   老いと病苦…ほか
  • III  老いて初めてわかることがたくさんある
  • 老いはなぜ輝くのか
  •   脳は使えば使うほど元気になる
  •   脳と身体は一体である
  •   才能と知恵は同じではない
  • 老いて何が見えてくるのか
  •   老いも人生そのものである
  •   自分の老いを大切にしたい
  •   感謝の気持ち…ほか
  • 「老いの輝き」とは「知恵の輝き」
  • IV  老いの暗さは老いの特性ではない
  • 老いに影響する環境因子
  •   女の老い・男の老い
  •   歴史に見る底辺女性たち
  •   資本主義社会の価値観…ほか
  • 諸外国の福祉政策
  •   デンマークの福祉政策
  •   スウェーデンの福祉政策
  •   社会保障制度の責任…ほか
  • V  老いを輝かせるためにはどうするか
  • 老いを準備する
  •   老いの準備は若い頃から
  •   どんな準備が必要か
  • 老いとどのように向き合うか
  •   「生きる意味」を問い続けること
  •   脳と身体を適度に使い続けること
  •   「自分の流儀」を大切にすること…ほか
  • 誰でも輝くことはできる
  • 解決すべき課題
  •   高齢者が暮らしよい環境をつくること
  •   高齢者パワー
  • おわりに
  • 参考文献

著者情報

河合聰

1928年生まれ。東京大学医学部薬学科(当時)卒業。薬学博士。元厚生省国立衛生試験所。元岐阜薬科大学教授。主な著書に、『もう一度「人間」の不思議さを考えよう』(西田書店、2007年)、『暮らしの中から見る地球を蝕む環境問題』(東銀座出版社、2007年)、『地球環境の今を考える』(共著、丸善、2008年)など。

老いてこそ輝け

老いてこそ輝け

定価1,650円
(本体1,500円)

2010年5月