
昨年10月、突然、降って湧いたように姿を現わしたTPP。日本経済の行きづまり打破の「目玉」かのように飾り立てられたこの“妖怪”を、その“出自”から繙き、「カラクリ仕掛け」の要点を明らかにします。「TPP型」でなく、自国の産業を大切にしながら、対等平等で、東アジア各国が共生するための経済連携の道を提案する書き下ろし。
目次や構成
- はじめに
- 第1章 四ヵ国の小さな協定が大仕掛けの協定に
- 第2章 「乗り遅れるな」どころか、「がら空きバス」が実態
- 第3章 止まるところを知らないアメリカの要求
- 第4章 迫られる関税の原則撤廃と、全面的な「規制緩和」
- 第5章 TPPがもたらす従属のもとでの日米経済統合の新段階
- 第6章 TPPに飛びつく日本の財界・大企業
- 第7章 東アジアの将来と日本が進むべき道
- おわりに
著者情報
佐藤洋
1961年生まれ。日本共産党経済・社会保障政策委員会副責任者。

TPPターゲット アメリカの「モクロミ」と日本の進むべき道
定価681円
(本体619円)
2011年7月