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生誕150年没後90年 二つの生き方を歩んだ苦悩を現代に問う

森鴎外 国家と作家の狭間で

山崎一穎=著

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2012年11月
ISBNコード
978-4-406-05653-3
仕様
0095/ 四六判上製/ 207P
タグ
芸術・生活    評論   
在庫状況
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森鴎外は、明治政府の陸軍軍医でありながら、天皇制国家への「反逆」である「大逆事件」に強い関心をもった。「沈黙の塔」など事件を間接的に描いた作品もある。鴎外にとって国家とは、その中でいかに文学と思想の自由を擁護する近代的市民として立ち現れたのか。その今日的意義を問い鴎外の実像に迫る評伝。

目次や構成

  • [目次]
  • 序章 風土、時代、人
  • 第1章 津和野時代の森林太郎(鷗外)
  • 第2章 西欧体験
  • 第3章 帰国後の啓蒙活動
  • 第4章 不本意な転出を糧として
  • 第5章 1910年前後の政治と文学
  • 第6章 晩年の輝き
  • 第7章 巨星墜つ

著者情報

山崎一穎

1938年生まれ。日本近代文学。森鷗外記念会会長、森鷗外記念館協議会会長。跡見学園女子大学客員教授。著書に『森鷗外 明治人の生き方』(2000年、ちくま新書)、『森鷗外十話』(2005年、鳥影社)、『森鷗外・歴史文学研究』(2002年、おうふう)、『森鷗外論攷』(2006年、同)、『鷗外ゆかりの人々』(2009年、同)など。

森鴎外 国家と作家の狭間で

森鴎外 国家と作家の狭間で

定価2,090円
(本体1,900円)

2012年11月