
女性の権利確立を求めるたたかいはどこまできたか。本書は、国連・女性差別撤廃条約(1979年採択)の内容とその画期的意義、女性の地位向上と平等の問題で世界と日本の女性たちがどのような到達を築いてきたかをわかりやすく解説。未だ途上にあるたたかいの展望を、今日の女性の願いと日本社会の変革の課題に重ねてやさしく語る。
目次や構成
【目次】
- 序章 女性解放の道すじを学びながら
- 第一章 女性の地位と平等ーー世界の到達点と日本
- 1 国際的な変化の歴史
- 2 国連女性差別撤廃条約の成立と画期的内容
- 3 世界女性会議で重ねられた成果のうえに
- 4 条約後、世界はどう変化したか
- 第二章 女性たちのたたかいと日本社会
- 1 「法律だけでは進まない」
- 2 男女雇用機会均等法成立とその後
- 3 女性の現状はどうなっているか
- 4 たたかいの成果を確信に、さらに差別是正へ
- 第三章 「ルールある経済社会」にむけて
- 1 世界は日本をどう見てきたか
- 2 ヨーロッパ諸国で確立している「ルール」
- 3 男女平等のたたかいと日本共産党
著者情報
広井暢子

男女平等の社会へ 世界のいまと日本の女性
定価1,540円
(本体1,400円)
2013年6月