
原発問題の解決やセシウム汚染の今後、ヒロシマ・ナガサキで起きたこと、鉱物、エネルギーなどの資源問題と社会の関係、科学・技術の軍事利用、大学の現状……。地球科学の研究者だからこそ言いたい現代社会論。地球とその平和が愛おしくなります。長年、大学の一般教養授業として取り組み、学生と共に実践してきた「平和学」も紹介!
目次や構成
【目次】
- はじめに
- 第1話 原発問題の解決のためにできること
- 第2話 核兵器は地球環境と共存出来ない
- 第3話 たたかいの始まり
- 第4話 科学と大学を戦争に利用させない
- 第5話 学生と共に実践してきた「平和学」
- おわりにーー核のない世界を展望して、青くきらめく地球を未来へ
- あとがき
著者情報
赤井純治
1947年島根県生まれ。新潟大学名誉教授、同大学自然科学系フェロー。理学博士。鉱物学、地球科学を専攻。京都大学理学部卒業。地球科学賞、日本鉱物学会賞、日本鉱物科学会論文賞など受賞多数。原水爆禁止新潟県協議会代表理事。主な著書は次の通り。『地球のなぞを追って――私たちの科学運動』(編集委員長、分担執筆、2006年、大月書店)、『ミクロの世界・物質編』(分担執筆、1997年、学際企画)、『新版地学事典』(鉱物学・地球化学・隕石学分野の編集幹事、分担執筆、1996年、平凡社)、『鉱物の科学』(編著、1995年、東海大出版会)

地球を見つめる「平和学」 「石の科学」から見えるもの
定価2,420円
(本体2,200円)
2014年3月