
日本医師会「赤ひげ大賞」受賞医師のあったかメッセージ
生きろや生きろ
下田憲=著
北海道の小さな町の診療所。院長先生を頼って訪れるのは、地元の人だけでなく、全国から年間1万2000人も。末期ガンの女性を結果的に突き放してしまった自責の念が、患者に寄り添う哲学を生み、飾ることのない言葉を紡ぎ出します。「言葉をおろそかにしてはならない。医療は病だけでなく心を癒やすことだ」。その思いが溢れる自筆の詩47作を編みあげた詩集。
著者情報
下田憲
けん三のことば館クリニック院長。 1947年埼玉県に生まれ、長崎県佐世保市で育つ。北海道大学医学部卒業。国立長崎中央病院、離島の公立病院勤務、北海道厚生連山部厚生病院院長を経て、2004年、けん三のことば館クリニックを開設する。2014年、第2回赤ひげ大賞受賞。 著書に、『地域をつむぐ医の心――往復書簡でつづる農村医療』(共著、あけび書房、1998年)、『生きよ生きよのこえがきこえる』(みずほ出版新社、2007年)など。

生きろや生きろ
定価1,320円
(本体1,200円)
2015年7月