
ちひろの生きた軌跡をたどる――。
ちひろを訪ねる旅
竹迫祐子=著
日本を代表する絵本画家・いわさきちひろ。戦前戦後の激動の時代を生きたちひろは、そのやわらかく優しい作品の印象とは裏腹に、深い模索と苦悩を抱えていました。卓越したデッサン力、作品に通底する平和への揺るぎない思いは、どのようにして生まれたのか――。妻、母、画家として生きた波乱の人生を、ゆかりの地から紐解きます。
著者情報
竹迫祐子
1956年、広島県生まれ。公益財団法人いわさきちひろ記念事業団事務局長、安曇野ちひろ美術館副館長。1984年より、いわさきちひろ絵本美術館(現在のちひろ美術館・東京)に勤務。学芸員として数多くの館内外の展覧会企画を担当、作品収録に関わる。著書に、『ちひろの昭和』(2009年)、『初山滋』(2007年、いずれも河出書房新社)などがある。

ちひろを訪ねる旅
定価2,090円
(本体1,900円)
2017年5月