
総崩れの電機、崖っぷちの国内自動車生産、20年も停滞してきた日本経済。政府の成長戦略はそれらに効果的な対策を取れているか。米国企業とファンドに日本市場を開放、年金基金にも手をつけ、さらに集団的自衛権行使にまで進んだのはなぜか。変容しつつある日本経済の現状と、その陥った二つの危機の正体を明らかにする。
目次や構成
2017年 岡倉天心記念 学術奨励賞受賞
著者情報
坂本雅子
名古屋経済大学名誉教授。一橋大大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士(学術博士)。一橋大学助手、札幌学院大学助教授、名古屋経済学教授を歴任。『財閥と帝国主義』(2003年、ミネルヴァ書房)など著書多数。

空洞化と属国化 日本経済グローバル化の顚末
定価6,160円
(本体5,600円)
2017年9月