
石巻市雄勝町、その「復興教育」が教えてくれるもの
震災と向き合う子どもたち 心のケアと地域づくりの記録
徳水博志=著
津波で地域が壊滅、家族はじめ多くの大切なものを失い、心に傷を負った子どもたち。その再生をめざす歩みは、教師と学校にとっても手探り、苦難の道でした。故郷の未来を見つめながら学ぶことが子どもにどんな力を与えるか、その心のケアには何が必要か。この国の現在と未来へ、深く問いかけ考えさせる感動的で貴重な記録!
目次や構成
目次
- 第1章 雄勝小学校の復興の歩み
- 第2章 地域復興に貢献する《復興教育》
- 第3章 被災児の心のケア
- 第4章 被災からの私の自己再生
- 第5章 石巻市雄勝町の復興の歩み
- 解説 人間復興への四つの風景(梅原利夫)
著者情報
徳水博志
1953年生まれ。元宮城県石巻市立雄勝小学校教員(定年退職)。文芸教育研究協議会会員、新しい絵の会全国委員、日本子どもの版画研究会会員。日本生活教育連盟全国委員、みやぎ教育文化研究センター会員。現在、東北工業大学非常勤講師。著書に、『生存の東北史』(2013年、大月書店、共著)、『東日本大震災 教職員が語る子ども・命・未来』(2012年、明石書店、共著)、『森・川・海と人をつなぐ環境教育』(2004年、明治図書出版)など。

震災と向き合う子どもたち 心のケアと地域づくりの記録
定価1,980円
(本体1,800円)
2018年2月