
2016年末の「隠れ共産党宣言」で一躍注目を集めた小松さん。その2年半後、小さな「赤旗記事」がさらに人生を変え、「魂が今だと叫び背中蹴る」の短歌を詠んで「入党宣言」に至る心の軌跡を、笑いだらけで語り尽くす。書き下ろし「党大会取材記」も収録した、機知とユーモアに富んだ「日本共産党論」でもある。
目次や構成
<目次>
- とことん共産党を語ります──「隠れ共産党宣言」から「入党宣言」へ──
- 平気でウソをつく政治は許されない
- いい時期に入党したなと思ってます
- 「隠れ共産党宣言」を出した頃
- 「隠れ共産党宣言」以前は?
- 転機は、共産党の“歴史の重み”と綱領との出会い
- 「赤坂から電話ですけど・・・・・・」──共産党から電話が!
- 「とことん共産党:初出演を振り返る
- 「赤旗読者宣言」に込めた想い
- 最後に背中を押したのは
- 共産党員の真面目さに応える
- 「赤旗日曜版」での「共産党入党宣言」
- 郷里・長崎でのトークショーと石木ダム
- 「今だぞ」っていうタイミング
- 自分を律してくれるのが組織
- 真面目な人間集団
- 党員になって深まる信頼感
- 「赤旗配達宣言」
- 小松流「綱領の読み方」
- 勘所のつかみ方
- 大会決議案で嬉しかったところ
- 楽しんでやろう
- 父の最期の言葉──「わいの書いていることは良か」
- 子どもたちに戦争のない未来を──一緒に日本を変えましょう
- 長崎・佐世保 とことん再現トーク
- 魂が今だと叫び背中蹴る
- いま書かないとダメになる
- 一生訪れることはないと思った党本部へ──志位インタビュー
- 胸に響いた党綱領
- 歯車がトントンと回った
- 「遡り法」で綱領読了
- 私が出会った共産党員
- 「わいは、共産党に入ったとか?」
- 共産党を排除しようとする動きもあるが・・・・・・
- 共産党の「岩盤倫理」を発揮する時がきた
- 創立記念講演で聞いた地鳴りのようなもの
- 野党統一候補を早く決めることの大切さ
- 「健康年齢」を元気に共産党で
- 「岩盤倫理」がたのもしい──一日本共産党第28回大会見聞録──一
- なぜ私は大会に行けたのか
- 人生最初で最後の熱烈歓迎に恐縮しきり
- 「あいさつ」の打診
- 2020年1月16日11時52分
- やはり歴史的大会でした
- 多様かつ新鮮な発言の数々
- 大会取材後の余韻
- 旬は過ぎても発信し続ける
- むすび──一入党をためらうあなたへ
- <書評掲載>
- 週刊朝日2020年10月23日号「今週の名言奇言」 評者:斎藤美奈子さん
著者情報
小松泰信
1953年長崎県生まれ。岡山大学大学院環境学教授。鳥取大学農学部卒業、京都大学大学院 博士課程修了。著書に『非敗の思想と農のある世界』(09年、大学教育出版)、『新しい農業経営者像を求め て』(監修、03年、農村報知新聞社)、『地方紙の眼力』(共著、17年、農山漁村文化協会)、『「地方の眼力」2016-2017』(18年、大学教育出版)などがある。

共産党入党宣言
定価1,650円
(本体1,500円)
2020年4月