
「最近、米がなくなるのが早い。と思っていたら犯人は私」「親友だったはずの人と仲が悪くなった」……「班日記」に綴られた生徒の生活、「子育てノート」に記された親の悩みから、子どもの行動と心、背後にある世界を丹念に読み解く中学教師時代の実践。おとなと子どもがすれ違う時代、子育てのヒントをくれる一冊です。
目次や構成
目次
- 第1章 思春期の子どもの心に言葉の花束を
- 第2章 本気の言葉を本気で受け止める
- 第3章 「頓珍漢」を教室の宝に
- 第4章 子どもは「いま・ここ」が大事
- 第5章 時代を映す子どもの言葉
- 第6章 親の言葉を受け止める
- 第7章 家族の姿、教師の役割
- 第8章 学級を創る言葉
- 第9章 どうすれば「子どもが見える」?
- 第10章 「対話の水路」を拓く
- 第11章 子どもにしか綴れないこと
- 第12章 親の生活を知る、地域を知る
- 第13章 震災下の子どもたちの言葉
- 第14章 「いのち」と向きあう
- 第15章 子どもに寄り添うとは?
著者情報
制野俊弘
和光大学准教授・副学長。1966年宮城県出身。宮城教育大学大学院修了。宮城県石巻市で中学教師(保健体育)として27年間勤務した後に現職。中学校では生活綴方にも取り組んだ。著書に『命と向き合う教室』(ポプラ社、2016年)、『教育をつくる』(旬報社、2015年、共著)など。

子どもの言葉が教えてくれる セーノ先生の学級ノート
定価1,980円
(本体1,800円)
2021年3月