
日本で医師という職業が生まれてから現代まで、医療は進化している。漢方学や解剖学、細菌学に産科医学など、変化と発展の根元には、ひたむきに人々の命と健康に向きあい信念を貫いた「医人」たちがいた。華々しい業績ではなく、その生きざまに注目し、今の医療のあり方に問いかける。医療ジャーナリストが熱く綴る評伝。
著者情報
鈴木昶
1932年、山形県生まれ。医療ジャーナリスト。文系から薬学部に転じ、薬剤師に。卒後は新聞や雑誌の編集に携わり、薬事日報編集局長などを歴任してフリーに。主な著作は、『身近な「くすり」歳時記』(東京書籍、2019年)、『日本医家列伝』(大修館書店、2013年)、『花のくすり箱――体に効く植物事典』(講談社、2005年)など多数。

熱く生きた医人たち
定価2,530円
(本体2,300円)
2023年11月