
過疎の町を揺るがす町立病院の入院ベッド全廃計画に、町と病院への強い思いを抱えて抗う、主義主張も家庭事情も様々な住民たち。新米の日本共産党町議・友川あさひは力を合わせてたたかい抜けるか。歴史が刻まれた登場人物たちの人生、若い世代の苦悩とたたかいなど深みある描写が大反響を呼んだ赤旗の連載小説が単行本に!
著者情報
浅尾大輔
1970年愛知県生まれ。作家。「家畜の朝」で第35回新潮新人賞受賞。著書に『ブルーシート』(2009年、朝日新聞出版)、『新解 マルクスの言葉』(2013年、バジリコ)。辻井喬『心をつなぐ左翼の言葉』(かもがわ出版、2009年)に聞き手として参加。

立春大吉
定価2,750円
(本体2,500円)
2023年12月