
男女賃金格差、夫婦同姓の強制、堕胎罪。日本の異常なジェンダー不平等は、明治期につくられた差別と財界主導でつくられた差別が原因だった! 常に国民とともにある政党として、ジェンダー平等やLGBTQの権利を守るための政策を、歴史と世界に学んで提示。寄せられた質問への回答、日本共産党の自己改革も綴った一冊。
目次や構成
<目次>
- 序 章 日本共産党はなぜジェンダー平等を綱領に掲げたのか
- 第1章 ジェンダーってそもそも何?──理論編
- 1 気づこう! ジェンダーの壁
- 2 政治によって押しつけられたもの
- 3 「男女平等」とは違うのか
- 第2章 世界の流れはどうなっているの?──歴史編
- 1 「世界の構造変化」がジェンダー平等を後押ししてきた
- 2 女性差別撤廃条約の制定と、その具体化・実践
- 3 日本はなぜジェンダー平等がこんなに遅れているの?
- 第3章 ジェンダー平等後進国から抜け出すために──政策・実践編
- 1 働く場でのジェンダー平等を実現する
- 2 選択的夫婦別姓制度の導入
- 3 LGBT/SOGIにかかわる差別をなくす
- 4 性暴力をなくす
- 5 リプロダクティブ・ヘルツ&ライツに立った政治を
- 6 意思決定の場に女性を増やし、ジェンダー主流化を進める
- 7 「ジェンダー平等」に取り組むときに大切にしたい2つの姿勢
- 8 ハラスメントの根絶宣言
- 第4章 未来社会とジェンダー平等──古典編
- 1 マルクス、エンゲルスの女性解放論
- 2 あらゆる性差別、性暴力の根を断つ
- 補 章 みんなで議論し、考えよう──Q&A
おわりに
はじめに
著者情報
坂井希
日本共産党ジェンダー平等委員会事務局長。1972年生まれ。東京大学教育学部卒。在学中、「就職難に泣き寝入りしない女子学生の会」初代代表をつとめる。著書に『就職難に気が重いあなたへ 時代と生き方を考える』(共著、新日本出版社、2003年)がある。

あなたと学ぶジェンダー平等
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2023年12月