真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

日本人が飢える日は遠くない!? なすべきことを具体的に

未来の食と環境を守れ 有機農家からの提案

涌井義郎=著

定価1,980円(本体1,800円)

出版年月
2024年6月
ISBNコード
978-4-406-06804-8
仕様
0061/ 四六判並/ 208P
タグ
社会   
ネットショップでさがす
アマゾンでさがす
楽天ブックスでさがす
e-honでさがす

食料自給率は国際的に最低水準。農家は全就業者中たった1・7%で20年後はその4分の1に――こんな国では生きていけません。気候危機や環境破壊、戦争で世界的にも食は危機に。打開のヒントは有機農業・環境再生農業に。経営の大規模化ではうまくいかないことをふまえ、国がなすべきことを農の論理に立って提案します。

目次や構成

<目次>

  •   
  • 第1章 農民、農家、百姓
    •  農業者? 単なる業者なのか
    •  農家は未来に文化をつなぐ
    •  百姓は多機能な仕事人集団
    •  農漁村に原発は相容れない
  •   
  • 第2章 農の危機、食の危機
    •  農と農村の原点
    •  農とくらしの激変期があった
    •  農から農業へ、そして失ったもの
    •  農と食の危機、招いたのは農政
  •   
  • 第3章 環境問題と農業
    •  農業は環境に何をしたのか
    •  気候危機と農業
    •  生物種の絶滅、主犯は農林業
    •  窒素とリンの環境汚染
    •  農地土壌の劣化
    •  除草剤の罪
    •  鶏糞と生ゴミ
    •  真水の危機
  •   
  • 第4章 有機農業から環境再生農業へ
    •  有機農業に転換する意義
    •  生物種の絶滅を止める
    •  環境再生型有機農業
    •  不耕起有機栽培の試行二四年
    •  有機農産物に付加価値はありません
  •   
  • 第5章 有機農業とその技術
    •  有機農業とはどのような農業か
    •  土づくり、土とは何か
    •  家畜糞堆肥、植物質堆肥
    •  苗床の土をつくる
    •  ミミズのはたらき
    •  ボカシ肥料、つくり方と使い方
    •  技術の自給
    •  マイペース酪農
    •  採種技術を農家の手に
    •  ミミズのはたらき
    •  自家育苗が基本
    •  接ぎ木技術を身につける
    •  有機農法の多様性
    •  量販型有機農法の課題
    •  炭素循環農法、自然農法
    •  二季化への対応
    •  有機農法の新展開のために
  •   
  • 第6章 有機農家を育てる
    •  国を越える本来の農
    •  就農志向者のニーズ
    •  NPO運営の研修農場
    •  新たな研修機関をたち上げる
    •  有機農家三〇万人化をどうするのだ
    •  技術指導者が足りない
    •  農家三〇万人に減る? 農業予算を四倍増、五倍増に
    •  家族農業のすすめ、肝心なのは農家の数
    •  農ほど必要不可欠な仕事はない
  •   
  • 第7章 農とくらしの技
    •  藁の話
    •  肥土(苗床の土)
    •  踏み込み温床
    •  家畜のいるくらし
    •  焚き物、山の幸を知る、使う
  •   
  • 第8章 自然共生の農と食を未来人の手に
    •  農の再生に向けて
    •  新規就農者の現状に対して
    •  新・農家一〇〇万戸育成計画
    •  研修五道、有徳人たちの力
    •  一兆円以上の農家育成予算を
    •  指導農家を支える地域連携
    •  実践力ある技術コーディネーターが必要
    •  全国の農業大学校に有機コースを
    •  民間の農業校に有機指導者育成所を
    •  NPO農業のすすめ

著者情報

涌井義郎

未来の食と環境を守れ

未来の食と環境を守れ 有機農家からの提案

定価1,980円
(本体1,800円)

2024年6月