真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

子どもと教師がともに成長するために

「質の高い教師」とは何か

福井雅英=著

定価2,640円(本体2,400円)

出版年月
2025年4月
ISBNコード
978-4-406-06878-9
仕様
0037/ 四六判並/ 288P
タグ
教育   
ネットショップでさがす
アマゾンでさがす
楽天ブックスでさがす
e-honでさがす

国家のための人材として「質の高い教師」を求める文科省へのアンチテーゼ。教師がいかに成長するかを探究します。子どもが抱える困難をその生活状況も含めてとらえ多角的に考察。教師同士が子どもを理解する交流の場の重要性、子どもの姿と自らの実践を分析した「実践記録」の書き方を解説します。現役教師必携の一冊です。

目次や構成

<目次>

  • はじめに

    • 第1章 どんな教師でいたいか——教師像を描く
      •  1 自らの教師像を問い直す
      •  2 子どもと学校の現実を見つめ直す
      •  3 社会の中の学校・地域の中の家族と子どもをとらえ直す
      •  4 教職生涯を描き直す
      •   
      • 第2章 子どもに学び、同僚とともに成長し続ける教師
        •  1 子どもに学び成長する教師
        •  2 教師の成長——子どもとの出会い
        •  3 実践記録をどう書くか/どう活かすか——応答を軸に実践を記録する
        •  4 実践記録を書くことの意味
        •   
        • 第3章 子ども理解と「子ども理解のカンファレンス」
          •  1 子ども理解の重要性とその難しさ
          •  2 子ども理解をめぐる教師の専門性——教師の想像力と社会認識
          •  3 教師の育つ場の保障——子どもと実践を自由に語り合う学びのコミュニティ
          •  4 子どもの育ちを支える現場の教育研究——「子ども理解のカンファレンス」
          •   
          • 第4章 「質の高い教師」を考える視点 ——子どものニーズから教師の専門性を問い直す
            •  1 教師の専門性をどのような視点で考えるか
            •  2 子どもの現実に照らして求められる教師の専門的力量とは何か
            •  3 文部科学省「新たな教師の学びの姿」から考える
            •   
            • 第5章 新自由主義教育を超克する教師たち ——「二〇〇九年型教職観」を乗りこえて
              •  1 新自由主義が求める教師像と教育現場
              •  2 「子どもをつかむ」という教師の教育観が示すこと
              •  3 保護者とともに地域をつくる教師のしごと——教師の地域認識の変化と教職意識
              •   
              • 第6章 子どもと教師が育ち合う学校づくり ——臨床教育学からのアプローチ
                •  1 子どもと心通わせる教師
                •  2 発達援助専門職としての教師
                •  3 育ちを支える現場の臨床教育学と教師
                •  4 子ども理解の深化と教師の成長
                •   
                  • あとがき

                      •   

著者情報

福井雅英

1948年生まれ。神戸大学大学院修了。博士(学術)。武庫川女子大学助教授、北海道教育大学教授、滋賀県立大学教授などを経て、現在、日本臨床教育学副会長。主な著書に、『子ども理解のカンファレンス』(かもがわ出版、2009年)、近現代日本教員史研究会編『近現代日本教員史研究』(共著、風間書房、2021年)などがある。

「質の高い教師」とは何か

「質の高い教師」とは何か

定価2,640円
(本体2,400円)

2025年4月