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なくすために何が必要か――海外との比較もふまえて

ハラスメント対策の原点 根絶するために

大和田敢太=著

定価2,310円(本体2,100円)

出版年月
2025年6月
ISBNコード
978-4-406-06895-6
仕様
0036/ 四六判並/ 288P
タグ
社会   
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職場で様々なハラスメントが発生し、被害者が救済されないのはなぜか。日本企業の現状を分析し、制度や政策の根源的な問題を、諸外国での対策の理念や制度の実例、裁判例など詳細なデータをもとに暴き出す。ハラスメントを根絶するための実効的で包括的な対策を提言する。ハラスメント行為が認定された裁判例の概要も収録。

目次や構成

<目次>

  • はじめに

    • 第1章 日本におけるハラスメント対策の現状
      •  1 立法と適用範囲
      •  2 行政統計と行政施策から
      •  3 被害者不在のハラスメント対策の混迷
      •  4 裁判例の動向
      •  5 定義と社会的合意の欠如
      •  6 ハラスメントの定義とは
      •  7 労働政策審議会建議と立法改正の動向
      •  8 フジ・グループが設置した第三者委員会
      •   
      • 第2章 ハラスメント規制の三つの源流
        •  1 実態調査と社会的規制
        •  2 二〇一七年のハラスメント規制元年と#MeToo運動の意義
        •  3 ILO条約と日本
        •   
        • 第3章 ハラスメント規制の原点——国際的教訓を踏まえて
          •  1 被害の実態と傾向
          •  2 被害者の立場と特性の尊重
          •  3 ハラスメントの特徴
          •  4 構造性と経営的要因
          •  5 規制と政府・社会の役割
          •  6 民間団体の役割
          •   
          • 第4章 諸外国のハラスメント規制制度
            •  1 EUにおける取り組み
            •  2 ベルギーにおける法規制
            •  3 フランスにおける規制
            •  4 被害者を救済するために
            •  5 関係者の役割
            •   
            • 第5章 ハラスメントの根絶のために——実効的で包括的な国際的基準の規制を
              •  1 見逃される日本的ハラスメント
              •  2 日本における規制の問題点
              •  3 包括的な定義の必要性
              •  4 非科学的なパワー・ハラスメント概念の修正
              •  5 顧客・利用者からのハラスメント(カスタマー・ハラスメント)の問題
              •  6 実効的なハラスメント規制を
              •   
                • あとがき

                • 〈資料〉ハラスメント関連裁判例
                •     ハラスメント対策の10か条
                    •   

著者情報

大和田敢太

ハラスメント対策の原点

ハラスメント対策の原点 根絶するために

定価2,310円
(本体2,100円)

2025年6月