
人生も仕事も「木っ端みじん」になり、再生した
「わが子が不登校」という問い 母として教師として
坂本則子=著
定価1,870円(本体1,700円)
- 出版年月
- 2025年8月
- ISBNコード
- 978-4-406-06902-1
- 仕様
- 0037/ 四六判並/ 192P
「学校にも行けないぼくは死んだ方がましや」。「熱血教師」だった著者が経験した二人の子の登校拒否。苦悩に満ちた体験の中、自分に向き合うことを助けてくれたカウンセラー、誠実に向き合い続けた教師、そして同じ立場で語り合った親たち。休職から復帰し出会った子どもたちと学校を含め教育の今を問い直した貴重な記録。
目次や構成
<目次>
- 第一章 わが子Yの登校拒否
- 1 Yの登校拒否が始まったころ
- 2 自分と向き合う心
- 3 ゴジラとガチャポン
- 4 学校とのかかわり
- 第二章 上の娘Aの「修行の旅」
- 1 Aの生い立ち
- 2 よい子でがんばり屋
- 3 期待に応えてがんばるA
- 4 よい子の人生から「グレーテル」へ
- 5 本心から受け容れるということ
- 6 動き始めたYとA
- 第三章 わが子の登校拒否で私の人生はどう変わったか
- 1 私も「よい子」の歴史を生きてきた
- 2 「活気のない子」がなぜ教師になったのか
- 3 荒れる中学校で悪戦苦闘していたころのこと
- 4 わが子の登校拒否を経ての教師としての再生
- 〈私のレポートから〉教師再生への胎動——わたしを蘇らせてくれた子どもたち
- 第四章 一人ひとりが大切にされる学校をつくりたい
- 1 学校はわくわくするところだ
- 2 教育相談部長(不登校加配)としての七年間
- 3 学校生活のあらゆる場面に教育相談の視点を
- 4 チームでとりくんだ教育相談部の活動
- 第五章 登校拒否・不登校問題に悩む仲間たちとともに
- 1 私はひとりぼっちではなかった
- 2 登校拒否・不登校問題全国のつどい
- 3 コロナ禍を超えて
はじめに
著者情報
坂本則子
1956年生まれ。立命館大学卒業。元中学教師。子どもの不登校で休職した後に復職、中学校の教育相談部長なども務めた。登校拒否・不登校問題全国連絡会で活動。

「わが子が不登校」という問い 母として教師として
定価1,870円
(本体1,700円)
2025年8月