
愛らしい生物、生命の躍動、荘厳な水と光の競演。日本と世界各地で取材した水中写真180点以上を収録したフォトエッセイ。海中だけでなく戦争、震災、環境問題など人間の世界も映しだします。震災で被災した海、静かに眠る戦争の痕跡、ライフワークの辺野古の海……美しく貴重な写真の数々が、多くのことを語りかけます。
著者情報
中村卓哉
1975年東京生まれ。水中写真家。10歳の時に沖縄の慶良間諸島でダイビングと出会い海中世界のとりことなる。2000年代以降、各地で写真展を多数開催。海中の世界の命のドラマをテーマにコラムなどの執筆や講演も行い、カメラメーカーのアドバイザーなども務める。ライフワークである辺野古の海へは20年以上撮影で通い続けている。テレビやラジオ、イベントへの出演を通じて、沖縄の海をはじめとする環境問題について言及する機会も多い。第2回日本写真絵本大賞優秀賞、パプアニューギニア・ダイビングアンバサダー、公益社団法人日本写真家協会会員。著書に、『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山・川・海』(2011年、偕成社)、『海の辞典』(2012年、雷鳥社)、『パプアニューギニア 海の起源をめぐる旅』(2016年、雷鳥社)、『辺野古 海と森がつなぐ命』(2018年、クレヴィス)など。
海のメッセージ 地球・人間・時代
定価2,860円
(本体2,600円)
2025年11月











