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イラク戦争に「平和の力」を問う

反戦の世界史 国際法を生みだす力

松竹伸幸=著

定価2,420円(本体2,200円)

出版年月
2003年5月
ISBNコード
978-4-406-03009-0
仕様
0031/ 四六判上製/ 181P
タグ
社会    国際問題   
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どうしたら平和は実現するのか。世界の人々の切実な関心にこたえ,国際法の平和ルールを誕生させた18世紀末以来の人々のたたかい,国連憲章をめぐる第二次大戦後の攻防の物語を説きあかし,戦争をくい止める力はどこにあるかを書き下ろす。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 第一章  フランス大革命と史上初の侵略禁止憲法
    1. 侵略戦争の禁止規定とその時代
    2. 憲法規定を生みだした直接の要因
    3. 国民による運動の高揚のなかで
  • 第二章  ロシア革命と国際連盟による戦争の規制
    1. 国際法による戦争制限の開始とその背景
    2. 一九世紀後半の平和運動とマルクス
    3. レーニンの奮闘はどのように影響したか
  • 第三章  ファシズムとの闘争から国連の結成へ
    1. 第一次大戦から第二次大戦へ
    2. 反ファッショ闘争の開始とその結実
    3. 戦争の最終局面と国民的な運動の高揚
  • 第四章  国連憲章を育て、きたえた戦後の諸闘争
    1. 植民地解放のたたかいとその意味
    2. ベトナム戦争と武力不行使原則の展開
    3. 集団安全保障と反核運動
  • 第五章  アメリカの対イラク戦争と国際世論
    1. 国連憲章への挑戦としてのイラク攻撃
    2. 新しい段階に到達した世界の人々のたたかい
    3. 憲法九条に託された世界史の未来
  • 補論  国際社会はテロ問題にどうとりくんできたか
    • 一、  戦後のテロ問題の発生と国際社会の対応
    • 二、  容疑者引き渡し原則をめぐる対立と解決
    • 三、  テロ犯罪の重大化と国連の関与の深まり
    • 四、  法の裁きの有効性が次第に明白になる
  • あとがき

著者情報

松竹伸幸

1955年生。日本共産党政策委員会外交部長。著書『反戦の世界史』(2003年)、『「集団的自衛権」批判』(01年)、『「基地国家・日本」の形成と展開』(00年)、『日米地位協定逐条批判』(共著、1997年)いずれも新日本出版社刊。