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思想調査、公務員・教師バッシング……その思想を解き明かす

橋下「維新の会」の手口を読み解く 競争、統制、自己責任

小森陽一=著

定価628円(本体571円)

出版年月
2012年5月
ISBNコード
978-4-406-05578-9
仕様
0031/ 四六判並製/ 85P
タグ
社会    社会一般   
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政治の閉塞感の中で「何か変えてくれそう」と人気の橋下徹大阪市長。選挙は「白紙委任」と語り、思想調査まで行う独裁ぶり、教育基本条例案が示したその思想の歪み、自らを「善玉」であるように思い込ませ人々から政策的思考を奪う手口など、その特徴を解明します。しなやかな言葉の力で悪政に向き合うことを呼びかける一冊。

目次や構成

  • はじめに
  • 第I章  有権者を煽動する手法
    • 1 橋下「維新の会」の横暴
    • 2 煽動の五つの手口
  • 第II章  「条例案」が示した橋下氏の人間観、政治観
    • 1 子どもを主権者でなく「人材」と考える思想
    • 2 学校を上意下達の管理統制組織にしてしまう
    • 3 政治介入、政治権力で推し進める
  • 第III章  「橋下氏の騙し」に対抗するために
    • 1 「思想調査」は全府民・全国民に向けられた
    • 2 「維新の会」を支持する人びとの気持ちに向き合う

著者情報

小森陽一

1953年生まれ。<BR> 北海道大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。成城大学助教授を経て、現在東京大学大学院総合文化研究科教授。<BR> おもな著書<BR> 『構造としての語り』(新曜社)<BR> 『日本語の近代』(岩波書店)<BR> 『ポストコロニアル』(岩波書店)<BR> 『日露戦争スタディーズ』(紀伊国屋書店)<BR> 『天皇の玉音放送』(五月書房)<BR> 『歴史認識と歴史小説―大江健三郎論』(講談社)<BR> 『研究する意味』(東京図書)<BR>