戦後日本の農業・農地制度の研究で重要な理論的貢献をした著者(1931~2010)。その中から戦後農地改革の歴史的成果と限界、農民の生存権を保障するために、農業の大規模化・株式会社化ではなく小農民の土地所有を守り家族経営の農業生産で再生産可能な価格補償をする提言、沖縄の農地制度等に関する代表的論文を収録。
著者情報
石井啓雄
1931年東京都生まれ。東北大学農学部畜産学科卒業後に農林省入省。退職後駒沢大学経済学部教授(1978~2002)。この間、土地制度史学会理事・評議員、日本農業法学会理事、日本土地法学会評議員、農政調査会理事・評議員・主任研究員、農地制度資料編纂委員(農政調査会)、『農政と公務労働』編集委員、農林水産九条の会・呼びかけ人などを務めた。2010年4月10日死去(享年79)。
日本農業の再生と家族経営・農地制度 石井啓雄主要著作集
定価6,600円
(本体6,000円)
2013年4月