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「原発事故も原爆も過去のことだと思ってた…」

21歳が見たフクシマとヒロシマ

神戸女学院大学 石川康宏ゼミナール=著

定価1,650円(本体1,500円)

出版年月
2015年8月
ISBNコード
978-4-406-05927-5
仕様
0036/ 四六判並製/
タグ
社会    社会一般   
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あれから4年、福島第一原発の問題はどうなっている? そして被爆から70年、被爆された方たちはどうしてる? 現場を訪ね、当事者とふれあい、「自分の問題」になったフクシマとヒロシマ。絡み合う二つの問題の現状と今後、福島の農産物のこと、放射能の健康への影響のことなど、大事な問題を女子大生目線で伝えます。

目次や構成

目  次

第1章 知らなかった福島の「今」 7
〔1〕大切なのは事実を知ること 8
〔2〕避難地域と避難者の状態 21
〔3〕除染はどうなっている? 27
〔4〕事故の損害賠償をめぐって 32
〔5〕子どもの生活と健康状態 37
〔6〕農業、漁業、食の問題 44
〔7〕事故は収束? これからどうなる? 54

第2章 広島で知った「今」の問題 61

〔1〕被爆・被曝、そして核兵器は「今」の問題 62
〔2〕原爆投下時に何が起きた? 69
〔3〕被爆者として「生きる」ことの大変さは? 77
〔4〕今も裁判をしているのですか? 82
〔5〕アメリカはなぜ原爆を投下した? 87
〔6〕核兵器は世界にいくつ? 93
〔7〕核兵器はなくせるのか? 98

第3章 原発と原爆の関係を考える 石川康宏 105

〔1〕はじめに原爆ありき、原子力発電も軍用から 106
〔2〕アメリカの核軍拡戦略が生み出した原発大国・日本 111
〔3〕核武装の能力を維持するために 116
〔4〕原発輸出とアメリカの核政策 122

第4章 あの場に行ったからこそ見えたこと〈ゼミ生座談会〉 127

〔1〕いつのまにかの思い込みに気づかされた 128
〔2〕たくさんの人の思いにふれて 136
〔3〕「自分に関係ないこと」ではなくなった 142
〔4〕核兵器による被爆・被曝も終わっていない 149

おわりに 157

著者情報

神戸女学院大学 石川康宏ゼミナール

2014年度の三回生ゼミ。石川康宏=1957年北海道生まれ。京都大大学院経済学研究科単位取得退学。神戸女学院大学教授(経済学・経済理論)。『女子大生のゲンパツ勉強会』(共著、2014年、新日本出版社)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、同前)、『『古典教室』全3巻を語る』(共著、2014年、同前)、『橋下「維新の会」がやりたいこと』(2012年、同前)、『マルクスのかじり方』(2011年、同)、『若者よ、マルクスを読もうⅡ』(共著、2014年、かもがわ出版)、『女子大生 原発被災地ふくしまを行く』(共著、2014年、同前)、『若者よ、マルクスを読もう』(共著、2010年、同前。2013年に角川ソフィア文庫)など。