
日本兵から、命がけで子牛をまもろうとした中国人少年のひたむきな思いと、それに理解を示しながらも力になりえず負い目をもつ日本人兵士。ふたりの姿をうきぼりにしながら、日本の中国への侵略戦争の一断面を、ドラマチックに描きます。
著者情報
黒藪次男
1922年生まれ。作品に「少年の目」(新日本出版社)他。2003年「墳墓」で内田百閒文学賞長編小説部門最優秀賞受賞。

少年の目
定価1,540円
(本体1,400円)
1991年4月
吉崎正巳

少年の目
定価1,540円
(本体1,400円)
1991年4月