
「よくみろ。これが戦場だ。――」
こだま
黒藪次男=作 宮崎耕平=絵
定価1,650円 (本体1,500円)
- 出版年月
- 2005年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-03226-1
- 仕様
- 8393/ A5判上製/ 155P
- 読者対象
- 小学校低学年
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
「こだま」と名乗る不思議な少年に導かれ、ひろしは六十年以上昔の中国へ。そこには日本の軍隊がいた。ひろしは一人の日本兵によって、馬小屋にかくまわれる。そこで出会った少年エンライは、兵士たちを「鬼ども」とよんだ。人間を「鬼」にしてしまう戦場で、ひろしは、それでもなお人間らしくあろうとする人たちと出会う。
目次や構成
〔もくじ〕
- 一 めずらしい少年
- 二 おくの谷のじいとばあ
- 三 馬小屋の少年
- 四 鬼の中にも人間はいた
- 五 処刑された仙人
- 六 捕らわれた中国兵
- 七 別れ
- 八 かえでの木はのこった
著者情報
黒藪次男
1922年生まれ。作品に「少年の目」(新日本出版社)他。2003年「墳墓」で内田百閒文学賞長編小説部門最優秀賞受賞。

こだま
定価1,650円
(本体1,500円)
2005年11月
宮崎耕平

こだま
定価1,650円
(本体1,500円)
2005年11月