
1億年の歴史をもち、地球上で最も多様な生物が残るマレーシア・サラワク州の熱帯雨林。そこでは、植物と動物たちの生き残りをかけた不思議な共生関係がくり広げられている。その魅力にひかれた著者が、ジャングルに足を踏み入れ見たものは─。
目次や構成
[目次]
- プロローグ
- 1 ジャングルへ
- 2 イノウエ トレイル
- 3 サウナの森
- 4 歩く木
- 5 熱帯の森の護身術
- 6 アリのガードマン
- 7 フタバガキとキノコ
- 8 アリノスダマとアリノトリデ
- 9 ツリータワー
- 10 種多様性って?
- 11 森のおまつり― 一斉開花
- 12 植物と虫たちの経済学
- 13 ネットワークの森
- 14 森はだれのもの
- 15 ブタの丸焼き
- エピローグ
- あとがき
著者情報
八束澄子
広島県生まれ。『青春航路ふぇにっくす丸』(1993年、文溪堂)で日本児童文学者協会賞、『わたしの、好きな人』(2006年、講談社)で野間児童文芸賞受賞。作品に『てんせいくん』(2011年)『ちいさなちいさなベビー服』(2015年)(共に新日本出版社)、『明日のひこうき雲』(2017年)『明日につづくリズム』(2009年)(共にポプラ社)他多数。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」会員。