
妹思いのさくら子は、ママから「ムジツのツミ」でしかられ、生まれてはじめて本気の家出をした。夕ぐれの駅にやってきたのは茶色のすごいボロ電車。家出した子はただで乗れると車掌さんはいった。となりのクラスのけいすけくんも飛び乗って、「いえでででんしゃ」の旅がはじまる。トンネルをぬけると電車は空を飛んでいた!
著者情報
あさのあつこ
岡山県生まれ。青山学院大学卒業。『バッテリー』(1996年、教育画劇)およびその続編で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞受賞。その他の作品に『アスリーツ』(2019年、中央公論新社)、『透き通った風が吹いて』(2018年11月、文春文庫)、『ほたる館物語』全3巻(1991~2年)「いえでででんしゃ」1~3(2003~8年、ともに新日本出版社)、「No.6」シリーズ(2003~11年、講談社)他。
佐藤真紀子
東京都生まれ。作品に『ぼくたちのだんご山会議』(2019年、汐文社)、『となりはリュウくん』(2019年、PHP研究所)、『夏に降る雪』(2019年、フレーベル館)、『キャプテンマークと銭湯と』(2019年、KADOKAWA)、『チギータ!』(2019年、ポプラ社)、「いえでででんしゃ」1~3(2003~8年、ともに新日本出版社)他。