
「百年杉……、こいつは、確かに生きている」
林業少年
堀米薫=作 スカイエマ=絵
定価1,650円 (本体1,500円)
- 出版年月
- 2013年2月
- ISBNコード
- 978-4-406-05666-3
- 仕様
- 8393/ 四六判上製/ 192P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
- タグ
- 読みもの
山持ちとして代々続く大沢家の長男・喜樹は、祖父・庄蔵の期待を一身に受けていた。家族から「干物」と陰口をたたかれる庄蔵だが、木材取引の現場では「勝負師」に変身する。冬休み、百年杉の伐採を見届けた喜樹は、その重量感に圧倒された。「何十年後かの山の姿が見えている」という庄蔵が、喜樹には「山の仙人」に見えた。
著者情報
堀米薫
堀米薫-農業(稲作、和牛、畑)&林業をしながら創作活動中。『チョコレートと青い空』(2011年、そうえん社)で日本児童文芸家協会新人賞、『あきらめないことにしたの』(2015年、新日本出版社)で児童ペン大賞受賞。作品に『この街で夢をかなえる』(2024年、くもん出版)、『なすこちゃんとねずみくん』(2023年)『林業少年』(2013年)(ともに新日本出版社)、『動物たちのささやき』(2023年、国土社)等がある。日本児童文芸家協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。
スカイエマ
東京都生まれ。文芸書・児童書・雑誌を中心に装画・挿画の仕事多数。児童書の作品に、『ナイスキャッチ!』Ⅰ・Ⅱ(2017年)『林業少年』(2013年・以上新日本出版社)、『「リベンジする」とあいつは言った』(2011年)『ぼくとあいつのラストラン』(2009年)『ぼくがバイオリンを弾く理由』(2008年)(以上ポプラ社)、『テッドがおばあちゃんを見つけた夜』(2011年、徳間書店)他がある。