
アフリカ・コンゴ盆地の熱帯雨林だけに棲むボノボ。そこへ行くには困難な道を乗り越えなければならず、やっとついた森では姿を見つけるのすら大変。新種と認められてから100年もたっていない。最後の類人猿と呼ばれるわけだ。平和でおだやかな暮らしを望むらしい、謎に満ちたボノボを紹介する日本初の写真絵本。
著者情報
前川貴行
1969年東京都生まれ。動物写真家。エンジニアとしてコンピューター関連会社勤務を経て、26歳の頃から独学で写真を始める。97年より動物写真家・田中光常氏の助手をつとめ、2000年からフリーの動物写真家としての活動を開始。日本、北米、アフリカ、アジア、そして近年は中米、オセアニアにもそのフィールドを広げ、野生動物の生きる姿をテーマに撮影にとりくみ、雑誌、写真集、写真展など多くのメディアで活躍中。2008年日本写真協会賞新人賞受賞、2013年第一回日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ。2014年TBS「情熱大陸」出演。著書に『ホッキョクグマの赤ちゃん』(共著、2017年、新日本出版社)、『クマと旅をする』(共著、2016年、キーステージ21)、『GREAT APES 森にすむ人々』(2015年、小学館)、『カリブーをさがす旅』(2013年、月刊たくさんのふしぎ2014年2月号・福音館書店)、『animalandscape―1998‐2013』(2013年、青菁社)、『北の馬と南の馬』(2011年、あかね書房)など。日本写真家協会会員。

ボノボ 最後の類人猿
定価2,090円
(本体1,900円)
2025年4月