
松川裁判のなかで目ざめる女性被告の戦後。ストライキの前夜,松川駅近くで起きた列車転覆事件。徹夜で準備していた同僚とともに志保子も逮捕,心ならずも「自白」を強要されるが……。戦後間もない民主主義擁護の高まりを写し出した長編。
著者情報
稲沢潤子
1940年東京生まれ。日本民主主義文学会常任幹事。『地熱』で第19回多喜二・百合子賞受賞。著書『北の碑』『星の降る谷間』など。
松川裁判のなかで目ざめる女性被告の戦後。ストライキの前夜,松川駅近くで起きた列車転覆事件。徹夜で準備していた同僚とともに志保子も逮捕,心ならずも「自白」を強要されるが……。戦後間もない民主主義擁護の高まりを写し出した長編。
1940年東京生まれ。日本民主主義文学会常任幹事。『地熱』で第19回多喜二・百合子賞受賞。著書『北の碑』『星の降る谷間』など。