
年金をどうする! ―基礎知識&改革方向―
公文昭夫=著 庄司博一=著
支給開始くりのべ,保険料引き上げ,年金額引き下げ,賃金スライド廃止…。増え続ける未納者に年金制度は破綻するのか。年金のイロハと解説。企業年金も含めて岐路にたつ公的年金制度の改革方向を読者とともに考える。
目次や構成
[目次]
- はじめに
- I 年金の基礎知識
- 自分はどの年金に加入しているか
- 年金給付にはどんな種類があるか
- 国民年金の仕組み
- 国民年金の被保険者
- 国民年金の保険料
- 老齢基礎年金の受給資格
- 年金の支給開始年齢
- 老齢基礎年金の計算方法
- 障害基礎年金の支給要件と年金額
- 遺族基礎年金の支給要件と年金額
- 基礎年金の財源
- 厚生年金の仕組み
- 六〇歳台前半の老齢厚生年金
- 配偶者・子どもの加給年金
- 在職老齢年金
- 総報酬制の導入とその後の対応
- 障害厚生年金
- 遺族厚生年金
- 遺族厚生年金と老齢厚生年金の併給方法
- 老齢厚生年金と障害厚生年金の併給は無し
- 労災保険との併給調整
- 雇用保険との併給調整
- 共済年金の仕組み
- 年金給付の種類
- 共済年金の特徴
- 退職共済年金
- 障害共済年金
- 遺族共済年金
- 企業年金の仕組みと現状
- 厚生年金基金について
- 税制適格退職年金について
- 確定拠出型年金の登場
- 企業年金法の骨子(五省庁案)
- 年金積立の管理・運用
- 年金積立金の運用状況
- 年金資金運用基金の構想
- II 年金をどうする!
- 年金への不安・不満・不信のひろがり
- 国民の大反対のなかで成立した九九年年金改悪
- 年金制度の仕組みの問題点
- 年金制度の理念の変質
- 年金財源をめぐって
- 公的年金改革論議の歴史的あゆみ
- 戦後日本の改革論議
- 高度経済成長政策期以降の年金論議
- 年金をどうする
- 国民無拠出の最低保障年金制度へ
- 消費税の「福祉目的税」化を考える
- 第三号被保険者問題と女性の年金権
- 年金制度(被用者年金)の一元化問題
- 公共事業見直しなど経済政策と積立金問題
- 確定拠出型年金など企業年金のあり方
- 年金改革の政策方向を考える
- 基本理念を法律に明記する
- 年金制度の基本となる枠組みについて
- 年金の水準
- 年金の受給資格
- 年金の支給開始年齢
- スライド制、その他について
- 財源方式と積立金のとりくずし
- 100万人の無年金者、無年金障害者の早期救済
- 女性の年金権の確立
- 年金改革運動の視点
- あとがき
- 図表一覧
著者情報
公文昭夫

年金をどうする! ―基礎知識&改革方向―
定価1,760円
(本体1,600円)
2000年12月
庄司博一

年金をどうする! ―基礎知識&改革方向―
定価1,760円
(本体1,600円)
2000年12月