
ブッシュ政権が鮮明にした「新帝国主義」の全貌と本質を,歴史的視野で体系的・理論的に解明。アメリカの政治制度・外交政策の構造的欠陥や,「核・軍事的帝国主義」の諸相(経済軍事化,原爆投下,軍事同盟網,国家テロ)を具体的に論証。
目次や構成
[目次]
- まえがき
- 「ブッシュ戦争」と「核・軍事的帝国主義」論
- 第一章 「悪の枢軸」論と「ブッシュ戦争」
- 第二章 「核・軍事的帝国主義」、ケナンのアメリカ外交論
- 第三章 アメリカ経済の「軍事化」
- 第四章 「核兵器帝国主義」、ヒロシマ・ナガサキ
- 第五章 軍事同盟体制と常時戦闘体制
- 第六章 ベトナム戦争と史上最初の化学兵器戦
- 第七章 「テロ国家」アメリカ
- レ−ガン政権のニカラグア干渉
- CIAの外国首脳暗殺計画
- 第八章 平和の国際秩序をめざして
- 付論 同時テロ事件とブッシュ政権の世界戦略
―そのユニラテラリズムと対アジア・対日政策―- 同時多発テロ事件と国際法違反の報復戦争
- ユニラテラリズムとブッシュ政権の特異な人事構成
- アジア・太平洋重視とQDR
- 「ミサイル防衛」と「中国封じ込め」政策
- 経済的対米従属と不良債権問題
著者情報
上田耕一郎

ブッシュ新帝国主義論
定価2,640円
(本体2,400円)
2002年11月