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核兵器廃絶を願う幅広い共同で話題をよんだ連載が単行本に。

社史が語る原爆・ヒロシマ

「しんぶん赤旗」中国四国総局=編

定価1,430円(本体1,300円)

出版年月
2003年1月
ISBNコード
978-4-406-02965-0
仕様
0091/ 四六判/ 142P
タグ
人文    歴史   
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広島で被爆した法人・企業は,それぞれの社史で,「あの日」をリアルに記録している。中国電力・広島電鉄など八つの社史を基本に関係者への取材によって被爆の実相に迫る。核兵器廃絶を願う幅広い共同で話題をよんだ連載の単行本化。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 路面電車も被爆した―広島電鉄

    原爆ドームとならぶヒロシマの象徴/黄色い炎/四千度の熱線/朝の惨状/「助けて」/電車内被爆者の証言/復旧へ/同僚を捜して/被爆電車六五二号/「幻の卒業生」

  • ライフラインの復興―中国電力

    暗黒の一夜/国策会社として出発/被爆直前/壊滅のとき/サッシが背中貫いて/動員学徒の死/原爆第一報/復興はまず電気から/復興を担った人々/被爆の怖さ

  • 記者たちの見た地獄―中国新聞

    ファインダーは涙で/爆心五百メートルの惨状/本社壊滅/「戦争は再びあってはならぬ」/太陽が下から/焼け跡に赤いかんざし/八月九日付発行/プレス・コード/『消えたペン』/戦争のためペン持たず

  • 被爆者救援「いのちの塔」―日赤

    廃墟の中のオアシス/押し寄せる被爆者/被爆者救護の拠点に/元看護婦の証言/全身を焼かれても/奇跡の生還/「原爆患者第1号」/ジュノー博士/保存運動/生へのたたかいの記録

  • 被爆建造物―福屋百貨店

    白亜の殿堂/国民統制の時代/火事嵐/指一本の明かり頼りに/燃え盛るふるさと/焦土/手がかりは福屋から/焼け跡からの再建/平和集会/無数のビラ

  • いまも燃える「原爆の火」―金正堂

    星野村・火/星野村・碑/本屋の「のれん分け」/「営業半減せる」/革屋町壊滅/とにかく宇品へ/叔父の消息を求めて/形見の「火」/家族で管理/広がる「火」

  • 救援列車は走った―旧国鉄

    苦い記憶/長い腕/ガラスの嵐/「バケツ」一杯ノ水デモト/無言の語り部/"大事故を起こしたか"/"死体の川の上で/救援隊の涙/救援列車一号/国鉄労働者二百八十九人の碑

  • 爆心のやぐらと平和のバラ―島病院

    爆心直下/一枚の写真/黒焦げの遺体/助けを求める声、声、声/病院のある街で/鉛筆画に残すわが町/これが「死の世界」か/いとこの死/「平和と貧しき者に捧ぐ」

  • おわりに
  • 被爆体験の継承をめざして    宇吹 暁

著者情報

「しんぶん赤旗」中国四国総局

社史が語る原爆・ヒロシマ

社史が語る原爆・ヒロシマ

定価1,430円
(本体1,300円)

2003年1月