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輸入依存の日本人の食─このままでいいのか

多角分析 食料輸入大国ニッポンの落とし穴

小倉正行=著

定価1,870円(本体1,700円)

出版年月
2003年3月
ISBNコード
978-4-406-02992-6
仕様
0061/ 四六判/ 221P
タグ
社会    経済一般   
在庫状況
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残留農薬汚染など安全性が国民的関心事となっている輸入食品。世界一の食品輸入国である日本が直面する事態を,最新の研究成果をふまえて洗い出す。食の安全の実態,環境問題との関係,自給率低下の問題点などを分析し打開の道を提言。

目次や構成

  • はじめに
  • 第1部 食べても大丈夫?安全性をめぐって
    • 第1章 輸入食品の安全性
        ―問われる安全軽視の政府の姿勢
      • 第1節 残留農薬問題
        1. 明らかになった残留農薬問題の謎
        2. 日本の残留農薬基準の問題点
        3. 残留農薬の安全性上の新たに分かった問題点
      • 第2節 微生物汚染問題点
        1. 小型球形ウィルスとA型肝炎ウィルス
        2. リステリア菌
        3. 政府の手抜き検疫によるコレラ菌の侵入
        4. 腸炎ビブリオ
        5. 病原性大腸菌O157
           ―手抜き検疫で集団食中毒が
      • 第3節 アフラトキシンなどカビ毒汚染問題
        1. 輸入検疫をくぐり抜けるアフラトキシン
        2. 汚染輸入飼料と牛乳のアフラトキシンM1汚染
      • 第4節 ダイオキシンなどの化学物質汚染問題
      • 第5節 残留動物用医薬品・残留抗生物質・合成抗菌剤・ホルモン剤問題
        1. 残留動物用医薬品・残留抗生物質・合成抗菌剤と私たちの健康
        2. 残留基準が設定されていない動物医療薬品は野放し
        3. 畜水産食品の残留ホルモン剤問題
           ―EUと日本の対比
    • 第2章 輸入食品の安全性問題と空洞化する検疫体制
      • 第1節 現在の食品検疫体制
         ―人員と検査機器の配置
        1. 検疫所の食品衛生監視員の配置状況
           ―4分の1の検疫所が1人だけ
        2. 検査機器もまともに配置されていない
      • 第2節 検査体制はどう変わり何が問題なのか?
        1. 電子化した安全監視体制がもたらしたもの
        2. 食品衛生法改悪でなくなった国による水際での検査
        3. 命令検査、モニタリング検査と行政指導での自主検査の問題点
        4. 検疫体制を空洞化させる数々の輸入検査
        5. 食品検疫空洞化の系譜
      • 第3節 輸入食品検疫の強化へ求められること
        1. 日本共産党の食品衛生法改正案
           ―人員と体制の抜本的強化を
        2. 政府の食品衛生法改正案で輸入食品検疫は強化されるか
    • 第3章 表示面から見た輸入食品
        ―偽装表示とトレーサビリティ
      • 第1節 輸入食品をめぐる表示制度とその経緯
        1. 輸入食品をめぐる表示制度
        2. 原産国・原産地表示の経緯
      • 第2節 問われる表示行政と求められるトレーサビリティ
        1. 輸入農水産物の偽造表示の原因と背景
        2. 輸入食品のトレーサビリティ
        3. 求められる製造年月日表示の復活と輸入生鮮食品の出荷日表示
      • 第3節 遺伝子組み換え食品の表示とトレーサビリティ
  • 第2部 環境にも影響が・・・
    • 第4章 フード・マイレージ
        ―地球温暖化とエネルギー消費をめぐって
      • 第1節 フード・マイレージの発想
        1. 韓国の3.4倍、米国の3.7倍の日本のフード・マイレージ
        2. 日本の食品輸入構造が鮮明に
      • 第2節 食品輸入によるCO2排出
         ―地球温暖化に与える影響
        1. 日本の運輸部門の排出量の45.4%に・・・
        2. 外航船舶から排出される温室効果ガスはCO2に限らず
      • 第3節 エコロジカル・フットプリントと日本
    • 第5章 物質循環から見た輸入食品
        ―閉鎖性水域の富栄養化と輸入食品
      • 第1節 自然界の窒素循環と日本が直面している問題
      • 第2節 日本での窒素循環はどうなっているのか
      • 第3節 窒素のオーバーフローによる地下水汚染
      • 第4節 閉鎖性水域の富栄養化も
  • 第3部 食料自給と食生活を考える
    • 第6章 世界一の食料輸入大国日本
        ―なぜ食料自給率は低下したのか
      • 第1節 世界一の食料輸入大国
      • 第2節 日本の食料の輸入構造
      • 第3節 食料輸入大国日本の食料自給率
      • 第4節 自給率はどのように引き下げられてきたか
      • 第5節 どうする日本の食料自給率
        1. 今、正念場に立つ日本の米と食料自給率
        2. 食料自給率向上のために
    • 第7章 日本を取り巻く世界の食料事情と輸入食料依存の将来
      • 第1節 日本をとりまく世界の食料事情
        1. FAOが示した世界の食料事情と今後の見通し
        2. 世界の食糧生産状況
        3. 地球温暖化問題と少数の国に世界の食料生産を依存する危険性
        4. 世界の食料生産を制約する様々な要因
        5. 世界の水資源に依存している日本
      • 第2節 輸入食料依存の日本の将来
        1. 「不測時の食料安全保障マニュアル」と日本の輸入食料依存
        2. 2億7000万人の栄養不足人口が救える日本の食料輸入カロリー
    • 第8章 食生活から見た輸入食品
        ―スローフードかファーストフードか
      • 第1節 危機に直面している日本の食生活
        1. 進行している国民の食生活の乱れ
        2. 「肉食中心」への移行と国民の健康
      • 第2節 推し進められた輸入食品に依存する食生活
        1. 外食産業の資本自由化とファーストフード戦略
        2. アメリカの健康ブームと牛肉の輸入自由化
      • 第3節 国産と輸入、生鮮野菜の栄養成分は同じ?
        1. 輸入野菜の長期輸送と栄養成分―食品成分表示基礎データより
        2. 望まれる輸入生鮮野菜と国産野菜の栄養成分表示
      • 第4節 スローフードと日本の伝統食を考える会
  • あとがき

著者情報

小倉正行

1952年生まれ。日本生協連を経て党国会議員団事務局。『輸入大国日本・変貌する食品検疫  低下する食料自給率と検疫体制の空洞化』(合同出版、1998)、『これでわかる輸入食品の話 : イラスト版』(合同出版、2000)、『多角分析 食料輸入大国ニッポンの落とし穴』(新日本出版社、2003)、『TPPは国を滅ぼす』(宝島社新書)など著作多数。

多角分析 食料輸入大国ニッポンの落とし穴

多角分析 食料輸入大国ニッポンの落とし穴

定価1,870円
(本体1,700円)

2003年3月