
国民が安心できる年金に、すぐに踏み出す処方箋は、これだ!
どうする 日本の年金
小池晃=著
「税金か保険料を上げるしかない」。口を開けば、すぐに“取り方”の話になる小泉首相。その言葉通り、いま、国会に提案されている年金改悪法案は、“むしり取り方”の見本市のよう。連続13年保険料値上げなど、その凄まじい内容の解説と、基本から説き明かした「年金なんでもQ&A」を一緒にして、「どこを変えたら展望が開けるか」を、心に届く言葉で語り下ろします。
目次や構成
[目次]
- はじめに
- I これはひどい 年金大改悪の中身と正体
- 年金制度の大改悪
前段としての、マイナス物価スライド強行 - 年金制度の大改悪
なぜ、このような大改悪案が出されてきたのか - 年金大改悪の問題点 その一
―毎年毎年連続して上がる年金保険料― - 年金大改悪の問題点 その二
―年金給付の大幅引き下げ― - 年金大改悪の問題点 その三
―国会審議抜きの自動的年金削減システム― - 年金大改悪の問題点 その四
―法律違反の「国庫負担引き上げ先送り」― - 年金の財源を口実にねらわれる消費税大増税
- 年金大改悪を進める政府の言い分を斬る
- 年金の財政はなぜ悪化しているのか 原因その一
―雇用リストラ― - 年金の財政はなぜ悪化しているのか 原因その二
―積立金のムダづかい―
- 年金制度の大改悪
- II これで年金は、本当に国民のものになる
―日本共産党の提案・最低保障の実現で安心できる年金制度を―- 改革で一番重視すべきものは何か
―膨大な低額年金、無年金者という現実― - 「最低保障年金制度」の考え方
- 「最低保障年金」は時代の流れ、世界の流れ
- 「最低保障年金」のメリット
- 今も、将来も、安心できる年金制度をどうつくるか
―四つの改革の柱―
- 改革で一番重視すべきものは何か
- 付 年金をめぐる二つのQ&A
- おわりに
- 資料―日本共産党の年金政策 巻末
著者情報
小池晃
1960年生まれ。東北大学医学部卒業。医師、全日本民主医療機関連合会理事。日本共産党副委員長。

どうする 日本の年金
定価1,047円
(本体952円)
2004年5月