
俳優のかたわら三十代半ばにして考古学にめざめ、遺跡を追い求めてきた著者が、第一線考古学者8人と、考古学との出合いや泥にまみれて土器を手にしたときの感動、さらに「ねつ造事件」の教訓から最新の到達点まで縦横に語り合う。遺跡から過去の歴史だけでなく人間の未来を探ろうという提言を含めたユニークな対談集。
目次や構成
[目次]
未来に生きる考古学I | 大塚 初重 |
未来に生きる考古学II | 森 浩一 |
現代に息づく縄文文化 | 小林 達雄 |
前期古墳 邪馬台国 飛鳥京苑池 | 河上 邦彦 |
早くなるか? 弥生の始まり | 金関 恕 |
市民と学ぶ考古学の未来 | 戸沢 充則 |
邪馬台国の時代と九州 | 西谷 正 |
三世紀の大和 | 石野 博信 |
あとがきにかえて
著者情報
苅谷俊介
1946年大分県生まれ。俳優。日本考古学協会会員。著書『まほろばの歌がきこえる』『土と役者と考古学』ほか。

苅谷俊介の考古学対談
定価1,760円
(本体1,600円)
2005年5月