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ひきこもり・青年の出発

石井守=著

定価1,540円(本体1,400円)

出版年月
2005年5月
ISBNコード
978-4-406-03183-7
仕様
0037/ 四六判並製/ 188P
タグ
芸術・生活    教育   
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「人と視線を合わせるだけで体が動かなくなる」。ある青年は、その苦しい胸の内を語ります。ふえつづける子どもや青年の不登校・ひきこもり。何が彼らをそんなに苦しめるのか。教師の体験をふまえて自立支援センターを設立した著者が、青年の内面を深く理解し、立ち直りを静かに見守ってきた十五年の実践をあつく語ります。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 1章  歩き始めた青年のモノローグ

    神経症の始まり/独特な違和感の世界/視線恐怖の中でのコンビニ通い/インターネットで人と関わる/自立センター「ゆう」との出会い/「ひきこもり」からの脱出・・・ほか

  • 2章  「荒れる」学校と子どもたち

    大阪に転居―驚いた学校の「荒れ」/「荒れ」に見る子どもの心/退職を決意して・・・ほか

  • 3章  青年の自立支援と居場所づくりへ

    自立支援センターをたちあげて/障害者とひきこもり青年の交流/青年の自立支援―三つの方向/自立支援センター「ゆう」の開設・・・ほか

  • 4章  青年は、どのようにして自信を回復したか

    親の安心と教師の役割/心の硬直と思考の混乱/「ひきこもり」や不登校は回復の始まり/自分で行動して成長する子どもたち/本当は親を信じている/根気もやさしさも安心から・・・ほか

  • 5章  子どもの立ち直りをみつめて

    学習障害のわが子/一人ひとり違う「学力の基礎」/やさしさこそが子どもを救う・・・ほか

  • 終章  ひきこもり青年の支援体制を早急に

    ひきこもり青年の悲惨な事件に想う/苦しみへの共感こそ/大阪=寝屋川・教職員殺傷事件に想う

  • あとがき

著者情報

石井守

1944年北海道生まれ。北海道教育大学卒業。北海道・大阪で高校・中学教師。1989年、大阪で「石井子どもと文化研究所」設立。著書『家族・それぞれの自立−−体験的家庭教育論』(石井郁子と共著、教育史料出版会)など。

ひきこもり・青年の出発

ひきこもり・青年の出発

定価1,540円
(本体1,400円)

2005年5月