
恵子、美佐、邦子。五十代半ばの三人の女性が抱える子どもの結婚や仕事の問題、避けられない親の介護。「結婚と出産は別」「一緒に住まなくても家族」という子どもたちの価値観に驚きつつ向き合っていく。幸福とは? 家族とは? 人生の転換点にある女性の生き方を考える待望の長編。『女性のひろば』連載の単行本化。
目次や構成
佐藤貴美子さん、推薦。
「子どものこと、夫婦のこと、仕事のこと、そして老親の介護もまじめに引き受けてきたのに、なぜかうまくいかない。
お母さんは幸せ?
その一言に心を波立たせながら、めげずに未来をひらく夢を捨てない、けなげな女たちの物語です。」(作家)
著者情報
青木陽子
1948年生まれ。日本民主主義文学会会員。著書に『斑雪』(東銀座出版)。

日曜日の空
定価2,090円
(本体1,900円)
2005年12月