真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

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子どもと本の出合いを創る――

だから、子どもの本は面白い

広瀬恒子=著

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2006年8月
ISBNコード
978-4-406-03308-4
仕様
0095/ 四六判並製/ 174P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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子どもの本離れ・読書離れが指摘される一方、司書教諭の配置が小中学校に義務づけられるなど、いま、子どもの読書への社会的関心が広がっています。『バッテリー』『あらしのよるに』ほか最近の話題作にもふれながら、多メディア時代の今日、読書が持つ固有の価値と子どもの本の魅力、手渡し手である大人の役割を考えます。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • 1  いま、子どもの本は
    1. 近年の出版に見る子どもの本
      • なぜ絵本なのか
      • ファンタジーブームのゆくえ
      • 戦争を伝える
      • 大人と子ども―ボーダレスの問題
    2. 絵本について
      • 進化する絵本
      • 韓国絵本の健闘
    3. 子どもと読書離れについて
      • 深刻な中・高校生の本離れ
      • 子どもの本を選ぶということ
  • 2  読む力が育てるもの
    1. 想像力について
      • 批判する力を育てる
      • 実体験が下地に
      • 「はらぺこくん」
    2. 読めるとは
      • 「一冊だけ見て信じちゃいけんのじゃなあ」
      • 子どもはだれでも屋根裏へのぼる
      • ことばとコミュニケーション
    3. 読みきかせの力
      • 読みきかせの広がった背景
      • 「読みかたり」「読みあい」・・・・・・
      • 障害児と絵本
      • ひびき合う人間関係
    4. 児童文学の主人公と読者のかかわり
      • 生活の知恵
      • 友情のゆくえ
      • 人と人との関係を描く
      • 気づかいのなかで
      • 現実に対する批判と提案
    5. 児童文学の年代からみた流れ
      • “原っぱ”の喪失
      • “光と影” “明と暗”
      • 豊作貧乏?
      • 子どもらしさとは・・・・・・
      • 90年代からいまへ
  • 3  子どもと本の出会い創り
    1. 子どもと本をつなぐ「人」
      • 「人」の役割
      • 本と親しむ土壌づくり
      • 本と出合う「場」
      • 図書館は「つながっちょる」の発見
      • 地域の読書ボランティア
    2. 子どもへの本への社会的関心
      • イライラをつのらせる子どもたち
      • 子どもの見方
      • 行政からの読書への関心
      • 地域の動き
      • 先達の歩んだ道から
  • おわりに

著者情報

広瀬恒子

1938年生まれ。親子読書地域文庫全国連絡会代表。日本子どもの本研究会前事務局長。著書に「子どもの読書いまこれから」・「子どもと本の明日」(共著)(いずれも新日本出版社)など。