
「死の視点からの現代日本論」とマスコミで絶賛!
現代葬儀考 お葬式とお墓はだれのため?
柿田睦夫=著
定価1,650円(本体1,500円)
- 出版年月
- 2006年10月
- ISBNコード
- 978-4-406-03318-3
- 仕様
- 0036/ 四六判並製/ 221P
- タグ
- 芸術・生活 生活・健康・女性・青年
葬儀の勉強会が静かなブームです。「高い葬式代」「身内だけでやったらあとが大変」「お墓はどうする?」。死は人が生きたあかしです。人が他人とふれあいながらどのように生きてきたのか、葬儀は、「生きること」を考える機会ではないか。この本には、そんな思いが込められています。新しい葬儀への模索が始まっています
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 第1部 火葬場から見えてくるもの
- できない「やり直し」
- 最後のお手伝い
- 残った骨と灰は・・・・・・
- ふえる「友引」開業
- 営利の対象?
- 火葬場が足りない・・・・・・
- 阪神・淡路大震災からの教訓
- 火葬場まで民間委託とは・・・・・
- 第2部 葬儀の現場で考える
- これも「別注料金」?
- 自由葬で「お別れの会」
- 初七日や三回忌は?
- 「控えの間」の葬儀
- 自分史をふり返り・・・・・・
- 葬るは「放る」?
- 地域のささえあいで・・・・・
- 簡潔な神葬祭だが・・・・・・
- キリスト教の葬儀
- ふえる葬儀費用
- お布施の相場は・・・・・・
- 僧侶が「紹介料」!?
- 高額化する戒名料
- 再び「戦時戒名」が・・・・・・
- 病院と葬儀業界との関係
- 遺体搬送は業者だけ?
- 「葬儀屋」エレジー
- 遺族とつくる葬儀
- "人間の尊厳"とは・・・・・・
- 注目される「市営葬儀」
- 第3部 「新しい葬儀」への模索
- 業者への「禁句」
- ふえた"妻との対話"
- 「私の葬儀プラン」
- 家族に残すメモ
- 故人にふさわしい葬送を
- 自分史のしめくくりに
- 業者との「連帯」で
- 「喪中につき・・・・・・」
- 香典辞退
- いくら包めば・・・・・・
- 商品券で「蓮の実返し」
- 悲しみに寄り添う寺に
- 「一人で死ねますか」
- 「私の終末要望書」
- 献体と通夜、告別式
- 葬議場と街づくり
- 公営葬議場の役割
- 葬儀は誰のもの?
- 工夫と創造の葬儀を
- 簡素でも心こもって
- 第4部 お墓―刻印された生きたあかし
- 文豪の「墓無用」論
- 蜷川虎三と『凡人の歌』
- 墓は誰のために・・・・・・
- もとは土まんじゅう
- 日本人と「骨」
- 民営墓地の"カラクリ"
- 公営、寺院墓地の特徴は
- 行政と住民の橋渡しを
- 墓の「形」は・・・・・・
- 広告・チラシが語るもの
- 墓石の85パーセントは輸入品
- 墓の「継承」は・・・・・・
- お墓と"たたり"
- 十万円の個人鑑定料
- 「水子霊」の仕掛け人
- 墓は多いほど偉い?
- 「A-1」区の主?
- "墓石永代使用料"
- 豪華施設の使い途
- 「地元活性化」の宣伝で
- 墓と現世利益
- 「営利」と「公益」
- 第5部 さまざまな墓にみる「人生のしめくくり」
- 煩雑な「墓地継承」
- 「跡継ぎ不要」の墓も
- 「共同墓」の仲間たち
- 本来、自治体がやるべきこと
- 生きている者のきずな
- 映画人の共同墓
- 新しい「高齢者運動」として
- 変わる墓のイメージ
- 「樹木葬」墓地
- 経営許可にさまざまな工夫
- 都市型「樹木葬」も
- 韓国葬送事情
- 桜葬メモリアル
- "海にかえった"遺骨
- 「法の内」と「法の外」
- 「自然葬」問いかけて
- 自主的ルールで
- 散骨ビジネスの登場
- "野ざらし"状態で
- 散骨禁止条例に賛否両論
- "手元供養"とは
- 墓地情報の提供を
- 憲法を刻んだ墓碑
- あとがき
- 資料・・・本書に登場する団体の連絡先一覧
著者情報
柿田睦夫
1944年高知県生まれ。宗教ジャーナリスト。主な著書に『霊・超能力と自己啓発』(1991年)、『現代こころ模様』(1995年)、『現代葬儀考』(2006年)、『悩み解決! これからの「お墓」選び』(2013年)いずれも新日本出版社刊。

現代葬儀考 お葬式とお墓はだれのため?
定価1,650円
(本体1,500円)
2006年10月