
モノ作りがおろそかになり、お金をあっちこっちに動かして、それで儲けようと夢中になっているいまの経済。「サブプライム問題」で馬脚が見え始めたそのカラクリを懇切丁寧に説き明かします。難しそうな経済の話が手に取るように分かる、ちまたの数ある経済本とは、一味も二味も違う解説書。
目次や構成
〔目次〕
- 景気は誰にとってのものか?
- 変質した資本主義経済
- 貨幣の話
- 銀行と決済機構
- 金融市場と金融政策
- 長期金融と証券
- 株式会社
- お金が要らなくなった
- しかし、お金は余ってきた
- 金融投機
- 銀行も危ないものに手を出した
- 証券化で広がった災厄
- 世界経済と日本
著者情報
大槻久志

金融化の災い みんなのための経済の話
定価1,980円
(本体1,800円)
2008年4月