
日本経済はもちろん、世界経済を大きな混乱に陥れている「サブプライムローン危機」。この問題の要点を平易に説き明かし、克服する視点を明瞭に示します。同時に、その根本にある「カジノ資本主義」の本質に迫り、これを乗り越える「ルールある経済システム」をどう構築するかを、ヨーロッパの経験にも学びながら提示する書き下ろし。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 第?部 サブプライムローン危機とは何か
- 第1章 サブプライムローン危機とは
- 第2章 住宅バブルに先だつネットバブル
- 第3章 サブプライムローン危機の本質
- 第4章 アメリカをまねる日本
- 第?部 カジノ資本主義の特徴
- 第5章 バブル経済のABC
- 第6章 1929年の「バブル」崩壊大恐慌
- 第7章 通貨システムの歴史をふりかえる
- 第8章 金融の肥大化と投機社会
- 第9章 ヘッジファンドと政府系ファンド
- 第?部 ルールある経済システムの構築にむけて
- 第10章 ヨーロッパの経験に学ぶ
- 第11章 対米依存からの脱却
- 第12章 アジア共同体の構築
著者情報
相澤幸悦
1950年、秋田県生まれ。慶應大学大学院経済学研究科終了。長崎大学経済学部教授を経て、現在、埼玉大学経済学部教授。著書に『ユーロ対ドル−アメリカ単独行動主義とその破綻の構造』(駿河台出版)『アメリカ依存経済からの脱却』(日本放送出版協会)など著書多数。

カジノ資本主義の克服 サブプライムローン危機が教えるもの
定価1,870円
(本体1,700円)
2008年5月
日米金融比較研究会

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