
「戦争拒否」を、軽妙洒脱な著者が、凛として語る。
ふんばる 医者の眼
高柳新=著
「ズッシン、ズッシン」と雷に直撃されたような爆音。怖くてもう息が詰まりそうな幼き頃の著者を、空襲が遠ざかるまで抱きしめてくれた母。この「いのちこそ宝」を胸に、民医連の月刊誌『いつでも元気』で語り続けた連載を編集。「あきらめない医療の精神」で、明るさと元気を呼び覚ます好エッセイ集!
目次や構成
〔目次〕
- はじめに――人間を取り戻す時代
- 戦争勢力のデマに抗して
- かあさん先生のこと
- 福祉大国と軍事大国とは両立しない
- 「受験勉強なんか意味がない」
- 私たちの「自己責任」
- 国家に義務、国民に権利
- 「何もしない」責任
- 一葉まで抹殺する「教科書」
- 「わだつみのこえ」をきく
- メタボリックシンドローム
- カルテは誰のもの
- 朝の新宿駅ホームで
- ツナさんの奇跡
- 老入を味わう
- ……ほか
著者情報
高柳新

ふんばる 医者の眼
定価1,870円
(本体1,700円)
2009年1月