
儲けのために直(ひた)走る、大企業の違法・脱法を問う
ルポ トヨタ・キヤノン ”非正規切り”
岡清彦=著
大企業主導の非正規雇用化戦略は、年収200万円以下のワーキングプアを大量に生み出した。労働者をコストとしか見ない異常、人間をモノのように扱う非情――その先に企業の未来はあるのか!? 日本を代表する大企業による違法・脱法の雇用実態、“非正規切り”を告発し、団結して闘いに立ち上がる人々を追った渾身のルポ。
目次や構成
〔目次〕
- はしがき
- 第?部 大企業による“非正規切り”
- 第1章 これが“世界のトヨタ”の期間工
- 第2章 トヨタ車体の脱法的な「クーリング」
- 第3章 キャノン コスト削減目的の「派遣工場」
- 第4章 パナソニック――偽装請負の末の解雇を裁判所が断罪
- 第5章 日亜化学は約束をまもれ
- 第6章 光洋シーリングテクノ――団結で見えた正社員への希望
- 第II章 長時間労働・過密労働から命をまもる
- 第7章 「息子はなぜ逝ったのか」
- 第8章 キャノン研究者の過労自殺
- 第9章 トヨタに夫の過労死を認めさせた
- 関連年表(非正規雇用労働者のたたかい)
- あとがき
著者情報
岡清彦
1945年生まれ。日立製作所勤務を経て、1974年赤旗編集局入局。

ルポ トヨタ・キヤノン ”非正規切り”
定価1,540円
(本体1,400円)
2009年3月