
どんな子どもにも健やかに発達する権利があります。それをささえるのが人生はじめの社会保障である保育です。いま、子どもの育ちがゆがめられる現実があり、保育現場には制度改変の荒波が押し寄せています。保育とは何か――保育者としての原点をしっかりつかむことが現状を切り拓く力になるはずです。本講座の総論部分。
目次や構成
〔目次〕
- 「保育の理論と実践講座」刊行にあたって
- まえがき
- 第1章 保育とは何か――そのあり方・到達水準と改善課題を考える
- 第2章 保育の中の子ども理解
- 第3章 保育実践の創造
- 保育を創る視点と実践
- 「希望」につながる保育
- 本当の自信をはぐくむ――Aちゃんの成長から教えられたこと
- ともに育ちあう子どもたち
- 子どもたちに豊かな文化を手渡そう!
- 乳児期に一人ひとりが安心して心地よく一日を過ごせるように
- Sくんから学んだもの――ADHDと診断されたS君の三年間の保育
- 実践記録から学ぶ
- 第4章 子どもとともに保育を創りあげるための保育計画
- 第5章 保育者として生きる
著者情報
神田英雄
桜花学園大学保育学部教授

保育の理論と実践講座第1巻 保育とは何か その理論と実践
定価1,980円
(本体1,800円)
2009年7月
村山祐一
1942年生まれ。法政大学大学院社会科学研究科修士課程終了。社会福祉法人加須福祉会三俣保育園園長などを経て、98年、鳥取大学教育学部教授に就任。現在は、帝京大学教職大学院教授。日本保育学会常任理事、保育研究所所長。主な編著書に『保育所「改革」と子どもの権利』(共著,岩波ブックレット,1995年)、『児童福祉法「改正」と私たちの保育』(共著,自治体研究社,1997年)、『もっと考えて!! 子どもの保育条件』(新読書社,2001年)、『「子育て支援後進国」からの脱却』(新読書社,2008年)、『保育の理論と実践講座 第1巻 保育とは何か』(編著,新日本出版社,2009年)など。

保育の理論と実践講座第1巻 保育とは何か その理論と実践
定価1,980円
(本体1,800円)
2009年7月