生きるため、救うため、何ができるのか
派遣村、その後
小川朋=著 『年越し派遣村』実行委員会=協力
「年越し派遣村」に集った人々のその後、年度末「派遣切り」に抗するとりくみを伝えながら、雇用問題打開の道を考える。派遣法違反の実態を労働局に申告し、当然の権利を求めて会社とたたかう人々のルポルタージュ。派遣切りといかにたたかうか、派遣法の抜本改正をどう展望するのかなどをめぐる論考。これからの日本を考える時、避けて通れない一冊。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 第1章 「派遣村」は続いている
- 年度末派遣切りに抗して――ある派遣村の風景
- 「春の派遣村」断章
- 「村」を訪ねるまで、訪ねた後
- 「年越し派遣村」が教えたもの――「村長」湯浅誠氏に聞く
- 第2章 道筋をつける――ハケンから直接雇用へ
- 「非正規切り」とどうたたかうか――労働組合の力 生熊茂実
- 道筋をつける人々 ケース1――パナソニック系メーカー
- 道筋をつける人々 ケース2――大手電機メーカー
- 道筋をつける人々 ケース3――日本トムソン
- 第3章 これから――社会に問われているもの
- 派遣法の抜本改正、貧困をのりこえる社会へ 小田川義和
- その気になれば雇用は維持できる
著者情報
小川朋
派遣村、その後
定価1,650円
(本体1,500円)
2009年7月
『年越し派遣村』実行委員会
派遣村、その後
定価1,650円
(本体1,500円)
2009年7月