
ごみ問題の現状と到達を豊富な事例を交えて紹介し、これからの廃棄物のあり方を考える本。資源を守り、温暖化をおさえ、明るい市や町をつくるには、社会のあらゆる段階でごみの発生そのものを抑えること。生産者である企業の責任を明確にし、行政の役割や住民に求められるとりくみとは何かをわかりやすく提案します。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 一 地球規模で広がる異変
- 「縮みゆく地球」
- すすむ温暖化
- CO2削減は地球的課題
- 「ごみの問題」は「資源の問題」
- 二 私たちの町からごみを減らす
- ごみの焼却と温室効果ガス
- 日本のごみは出し放題!?
- 大型ごみ処理施設の実態
- プラスチックごみは燃やしてもいい?
- リサイクルをめぐる課題
- ごみ処理手数料の有料化を考える
- 「事業系ごみ」はどうなっているか
- 三 これでいいのか!? 食品廃棄物の現状
- 年2000万トン超を廃棄
- やっと一歩ふみだした食品リサイクル
- 法「改正」で何がかわったか
- 「家庭系生ごみ」のリサイクルのとりくみ
- 四 産業廃棄物をどう考える
- 曖昧にされてきた事業者の責任
- 産業廃棄物の現状はどうなっているか
- 施設建設をめぐる問題
- 産廃に対する考え方の基本
- 五 どんな町をつくるか
- 自らの生活スタイルの改革を
- 拡大生産者責任制度の確立を
- 〔補〕 注目される韓国のごみ事情―見たまま、聞いたまま
- 資源化の徹底
- 韓国のごみの実態
- 生ごみ資源化政策と今後の方向
- 活発な市民団体の活動と行政の役割
著者情報
岩佐恵美(いわさ恵美)
1939年上海生まれ。早稲田大学露文科卒業。日本生活協同組合連合会消費者活動課長、全国消費者団体連絡会幹事を歴任。1979年から日本共産党衆議院議員4期。1998年から参議院議員1期。著書『たちあがる消費者』(汐文社)、『今日を力いっぱい生きる』(あゆみ出版)、『これ食べていいの?』『食べたいね安全な食品』(新日本出版社)、『ごみ問題こうして解決』(合同出版)、『スッキリわかるごみ問題』(新日本出版社)

考えてみませんか? ごみ問題
定価1,650円
(本体1,500円)
2009年7月