
焼いても埋めても増えつづけるごみ。現在もすすめられる施設中心のごみ処理で、事態はいっそう深刻に。そんな現場からの粘り強いとりくみで、ようやく見えてきた解決の道とは。「拡大生産者責任制の徹底」「住民と自治体の協力」「地域の実情に沿ったとりくみ」で、ごみを大もとから減らすための方向をスッキリと示します。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- Ⅰ ごみをめぐる最近の諸問題を考える
―費用負担、プラスチック焼却、併せ産廃、事業系廃棄物など 日本共産党 市民・住民運動局長 岩佐恵美 - Ⅱ Q&Aで考えるごみ問題〔32問32答〕
- Q6 家庭からの生ごみの堆肥化がごみ減量に効果的だといいますが、大事な点は?
- Q7 家庭ごみの有料化をどう考えたらいいでしょうか?
- Q17 PCB廃棄物の保管・管理、および処理はどうなっていますか?
- Q19 焼却炉建て替えやリサイクル施設建設問題では、どのようなことが大切ですか?
- Q29 2005年にスタートした自動車リサイクル法とは、どのような法律ですか?
- Q31 拡大生産者責任(EPR)とはなんですか。ヨーロッパなどの「環境先進国」と日本とではなにが違うのですか?
- ・・・など
- 【資料】循環型社会の形成に向けた市町村による一般廃棄物処理の在り方について(意見具申)
平成17年2月14日 中央環境審議会
- Ⅲ 【座談会】 ごみ問題の解決へ、なにが必要か
―"出たごみの処理"から循環型へ- 〔出席者〕
- 寺西 俊一(一橋大学教授)
- 中川 武夫(中京大学教授)
- 木村 芳裕(埼玉・久喜宮代衛生組合労働組合)
- 奥村 和夫(日本共産党 奈良・山添村議会議員)
- 岩佐 恵美(日本共産党 市民・住民運動局長/司会)
- 〔出席者〕
- Ⅳ 相次ぐ灰溶融炉、ガス化溶融炉事故とその背景 環境問題フリーライター 津川 敬
- Ⅴ 「ごみ処理」から「資源管理」へ―カナダ・ノバスコシア州の実践 (株)環境総合研究所副所長 池田こみち
- *用語解説
著者情報
岩佐恵美(いわさ恵美)
1939年上海生まれ。早稲田大学露文科卒業。日本生活協同組合連合会消費者活動課長、全国消費者団体連絡会幹事を歴任。1979年から日本共産党衆議院議員4期。1998年から参議院議員1期。著書『たちあがる消費者』(汐文社)、『今日を力いっぱい生きる』(あゆみ出版)、『これ食べていいの?』『食べたいね安全な食品』(新日本出版社)、『ごみ問題こうして解決』(合同出版)、『スッキリわかるごみ問題』(新日本出版社)

スッキリわかるごみ問題 解決のための必携書
定価1,870円
(本体1,700円)
2005年7月
『議会と自治体』編集部

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